有料老人ホームで看護師として働く

30代・女性・総合病院の内科病棟に1年半、総合病院の小児科病棟に1年半
北海道の総合病院で3年勤務した後、家庭の事情もあり東京へ越してきました。
保健師の資格を有していたため、最初は保健師の求人を探していましたが、転職サイトの担当者より有料老人ホームでの勤務を勧められたため有料老人ホームで働き始めました。
働き始めた時は独身で親と同居していましたが、今は結婚をして夫婦二人で暮らしています。

有料老人ホームで看護師として勤務

東京都内にある有料老人ホームで、入居者様の人数は70~100名程度で比較的規模の大きい有料老人ホームです。
現在看護師は常勤3人とパートが2人勤務しています。
医師は平日であればほぼ毎日併設のクリニック等から往診に来ます。
往診に来る医師は毎日同じ医師ではなく、曜日によって違います。
私が働いている施設は早番・日勤・遅番の勤務はありますが、夜勤やオンコールはありません。

施設での看護師業務は処置・薬・リーダー業務の3つ

基本的に業務内容は3つに分担されており、入居者様の処置回りを担当する処置当番、入居者様の内服の管理をする薬当番、入居者様の体調管理をするリーダー業務に分かれています。
当番はシフトで決められており、同じ人が毎日同じ仕事をすることはありません。
処置当番は基本的に胃瘻の方の栄養注入や創傷処置、インスリン注射を行います。
日によって処置で回る入居者様の人数に差はありますが、おおむね15~30人程度です。
薬当番は入居者様が契約している薬局の薬剤師が一週間に一度配薬カートに一週間分の薬をセットしてくれるので、そこから翌日~翌々日分の内服を別のBOXにセットすることと、前日の薬当番がセットした本日~翌日分の内服に誤りがないかのダブルチェックを行います。
リーダー業務の内容が一番多岐に渡りますが、基本は体調不良の入居者様の容態観察と往診医からの指示受けです。
他にも、外部受診が必要な入居者様の病院の受診先を探したりすることもあります。

施設での看護師の責任は重い

施設で看護師として働いていて大変なことは、その責任の重さです。
体調不良の入居者様が居た際、医師の診察を受けたほうが良いレベルか、もしくは様子観察でよいレベルかの判断は看護師に委ねられる場面が多いのです。
また、夜勤は介護職員だけになるので、夜間に医療的な介入が必要になってきそうな入居者様は日中のうちに対応を済ませておく必要があります。
施設は病院に比べて入居者様の自由度が高い(身体拘束をしていない)ので、徘徊している入居者様が多いです。
さらに病院の様に医療設備が整っているわけではないので、医療的な介入を要する場合(酸素吸入が必要・点滴が必要・継続的な痰吸引が必要等)は外部の医療機関への受診が必要になります。
最近は施設内でお看取りを行うことも多く、入居者様本人と家族が望む最期にどれだけ近づけられるかについて考える機会が多いです。

施設と病院、じっくり比べて転職活動を

施設で働こうと思って転職を考えている看護師の方、一度じっくり今の職場と比べてみてください。
施設は思っている以上に病院と違います。
ただ、比べてみて興味が増せば転職してみてください。
高齢者と関わることが好きな方、人とじっくり関わることが好きな方、他職種(ケアマネ、介護職員、往診医等)や家族とも関わることが多いのでコミュニュケーション力の高い方におすすめです。